金浦に伝わる伝統行事
1 ひったかって?
金浦には,「ひったか」という行事があります。「ひったか」というのは,「火を高くたく」が「ひったく」「ひったか」とかわったものだと言われています。これは,約800年前の源平合戦の時に,平家一軍がたいまつをたいて大軍と見せかけて,源氏を追い払ったところからはじまったと言うことです。
2 どんなことをするの?
旧暦の5月5日に近い土曜日の夜,吉田川をはさんだ,東の行者山(白:源氏)と西の妙見山(赤:平氏)でちょうちんの火で夜空に絵模様を描きます。この絵模様の図案を考える人は,東の山・西の山でそれぞれ決まっています。どんな図案になるかは,「ひったか」の日にならないと分からないので,とても楽しみです。図案は,その年の出来事や話題になっていることを元にしています。
ひったかの日には,たくさんの人が集まり,夜店も出てにぎわいます。20年前から,中学生や小学生の作った「子どもひったか」も飾られています。
平成17年の図柄は西も東も「ももっち」でした。
平成18年の図柄は西は「イナバウアー」,東は「千羽鶴」でした。
3 どうやって取り付けるの?
ちょうちんの取り付けは,「ひったか保存会」の人たちが行っています。
@木を組み立てて,枠組みを作る。
A図案を元にしてちょうちんをつけていく。
B西は,ちょうちんのろうそくに火をつけてから,枠組みを起こす。
東は,枠組みを起こしてから,ちょうちんのろうそくに火をつける。
ちょうちんの数は,図案によってちがいますが,紅白300〜400個ぐらい使われています。昔は,青のちょうちんもあったそうです。昭和40年代の終わりから,20個ほどは,ろうそくのかわりに電球を使っています。